子供の姿勢を考える。

 
 
姿勢が悪い子供が多いですね。
 
座っているときや立っているときでも丸まった感じになってませんか?
 
そんなとき、良い姿勢にしようと言う言葉は、「背筋(せすじ)を伸ばして」
背中を真っ直ぐにしようとして背筋に力を入れることになります。
簡単に言えば、上体反らしみたいな感じです。
腰椎に力を入れることになります。
 
一生懸命に背中を意識して力を入れて真っ直ぐに見えても、
実は骨盤が後傾になっていることがよくあります。
 
学校の先生が生徒たちに「姿勢をピン!」と言って、
先生の姿勢が背骨が反り返っていて骨盤が後傾の後ろ重心になっていることをよく見ます。
 
私たちが習う姿勢というのは、学校姿勢なのかもしれません。
私が子供のころに言われた姿勢は、この姿勢です。
 
ですので大人の方を指導をするときに、姿勢のことをすると
だいたいの方が腰椎が痛くなります。
 
腰椎に力を入れることを教えられてきたからです。
 
 
骨盤の位置には、「骨盤前傾」「骨盤後傾」「骨盤立位」があります。
 
基準の位置は、骨盤立位です。
この基準の位置が良い姿勢なんだと思います。
この位置が背筋が真っ直ぐに見えて股関節もよく動かすことができます。
また、立っている姿勢から前後左右に素早く動くことができるのも骨盤立位だと思います。
 
骨盤が前傾では、前方向に進みやすくすることができ、後ろには進みにくい。
骨盤が後傾では、後ろ方向に進みやすく、前には進みにくい。
そんな感じがします。
 
 
まずは良い姿勢にしようと思ったときは、「背筋を伸ばして」ではなく、
お尻を上げてとか、骨盤を立ててとか、腰を立ててと言ったほうがいいのかもしれませんね。
 
 
そして、大人の私たちも良い姿勢ができるようにしていきたいですね。